「ミギーの発想」/寄生獣より
皆さんは「寄生獣(パラサイト)」と言う映画をご覧になったことはありますか?
元々は漫画だったものが実写版として映画化されてたもので、リメイク版もいくつかあります。
あらすじは
宇宙から飛来して来た無数の寄生獣が地球人に寄生するのですが、そのうちの一体が主人公の男性「新一」に寄生するのを失敗して、仕方なく共存をしていくと言うストーリーです。
そして寄生獣は新一の右手に寄生
したので新一は「ミギー」と名付けました。
ある時、新一の母親が別の寄生獣に寄生されて化け物化したのを見て、新一は錯乱状態になるのですが、その新一に向けてミギーは「新一、なぜお前は苦しんでいるんだ?お前は何一つダメージを受けいていないじゃないか?」と本気で尋ねます。
すると新一は「バカヤロウ!俺の母親が殺されたんだぞ、悲しいに決まってるだろ!」と泣き叫びます。
このシーン、人としては当然の反応ですよね?
でもミギーはその感覚が分かりません。
しかし、このミギーの発言は、ある意味、的を得てるのかも知れません。
もちろん身内に不幸があれば悲しむのは当然でしょうが、
例えば
★けっこうガンバったけど思い全く通り
の結果が出なくてかなり落ち込んだ。
★友人に馬鹿にされたり強く批判されたので
自分はダメ人間なんだと思った。
★エゴサーチしたら否定的な意見
があって心が折れた。
★失恋して「お先真っ暗」になった。
…なんて経験はありませんか?
でも、ミギー的には「お前の体は何らダメージは受けてないのに、なぜ落ち込むんだ?」と言う発想です。
しかし、そう言うと「でも人間は感情があるから、心が悲しんだり、傷ついたりするんだよ!」と言うかも知れませんね。
しかし、反応してるのは本当に「心でしょうか?」。
もしかするとそれは、心ではなく「左脳」なのではないでしょうか?
「この出来事は悲しむべき、傷つくべき出来事なんだ。だから落ち込め。」と言う風に…。
今後、本気で落ち込むような出来事が起きた時は「これは心じゃなくて頭で落ち込んでるだけで、本当はダメージなんかないんだ。」と捉えると、メンタルはマイナスから一気にプラスに戻るので、その後の展開には、とても大きな差が出て来るはずですよ!
時には「ミギーの発想」を参考にしてみてはいかがでしょう?