
いよいよ原点回帰の時
先月の月初には「150年に一度の原点回帰の時」と言う話をさせて頂きました。
皆さんは、今「原点回帰」の実感はありますか?
Netflixで最近のアメリカのドラマを見ていたら、スマホとガラケイが同じくらいの頻度で使っているのを見て、「最近のドラマなのに何で??」と、とても違和感を感じてました。
それで、よく観察してみると、その現象はそこら中に存在していました。
★古民家の大人気
★昭和の曲…十代二十代の世代に昭和の歌謡曲が大バズり。
★フィルム写真の再人気によってフィルムカメラ、写ルンで再製造を初めてるメーカーが続出。
★アナログ録音であるレコード盤やカセットテープの再製造。
★電卓の再製造
★ガラケイの再ヒット…しかも日本製のガラケイが世界でバカ売れしているようです。
これらは確かに一度は一世風靡したものばかりですが、その後は技術の進歩によって全て、世の中から姿を消しました。
それが、今になって何故また流行り出しているのでしょう?
「時代は繰り返される。」そんな単純なことでしょうか?
AIの進化の速さは、もう誰にも想像はつかないでしょう。
しかしその一方では、人間は自分たちのアナログの価値観を再認識し始めて来たのかも知れません。
「時計」が生まれてから人は時間に管理され始めたと言われています。
そして、時計は右回りですが、これはネジを締める向きと同じです。
つまり時間を意識するほど、緊張感や危機感が生まれて来たのです。
逆に緩める時は左回りですが、これは、ゆとりや安心感が生まれます。
そして、その中にこそ「安らぎ」や「幸福感」があるのです。
ちなみに「ホロスコープ」の向きも左回りです。つまり人は元来が左回りなのだと思います。
この150年間くらい、人は「タイム・イズ・マネー」の言葉でも分かるように「速さ」「合理性」「利便性」のみに注目して来ました。
でも、ここに来てそれは「AIの役割」になって来たようで、人間は本来の姿に還ろうとしているのではないでしょうか?
つまり時間や固定観念を手放そうとしているのかも知れません。
今までは「速さ」「合理性」「利便性」を競う時代、つまり戦いの時代でしたが
これからは、人それぞれのペースで人生を歩む時代に向かってる気がします。
ウチのお客さま達も「最近、やる気がなくなって来てしまって悩んでいます。」と言う相談が激増していて驚いています。
でも、これこそが「人間の進化」の証、つまりあらゆる管理から開放されようとしだしている何よりも証なのだと思います。
実際は管理されているのではなく、「管理されてる。」と思い込んでいるだけなのかも知れません。
ここらで本当の意味での「原点回帰」をする準備をしてみませんか?